60歳から自分の為に生きる

家を建て直すために頑張る60歳。これからは自分の生活のために働きます。

今日は なんだか父のことを思っていた。

5年前に 86歳で亡くなった。

自宅で息をひきとった。

 

父の人生

どうだったのか・・

東北で生まれ若い頃はやたら働き者だった。

私の小さい頃は鶏をかっていて近所に卵を売っていた。

朝早くから鶏の世話をしてそれから勤めに出ていた。

帰ってきてからまた鶏の世話をして。

一年中働いていた。

お嬢さま育ちの母も 父しか頼る人がいなかったので これまた朝から晩まで働いてい

た。

 

父は裸一貫からこの地に土地を買い家を建てた。

商売を50歳を過ぎてから始め、そのおかげで私も妹も学校に行くことが出来た。

 

その後、バブルが弾け世の中の流れについていけず だんだん借金が膨らんでいった。

 

利息を払うだけで大変だったようだ。

父が寝たきりになった時に銀行が貸し付けたお金を私に返済するように言ってきた。

 

土地を売って借金を返済しよう。お金は残らないが借金は返済できる。土地を買ってく

れる人を探した。

そうこうしているうちに 父が亡くなった・・・

 

父の写真を見ていたらこの土地を売りたくなくなった。

父の人生のこの土地。働いて働いて手に入れたこの土地と家。

 

なぜ、生きているうちに この土地は私が守る。と言ってあげられなかったのか。

借金は私が返済する。と言ってあげられなかったのか。

 

悔やまれる。

 

安心してあの世にいけたのに。

 

でも、借金を返済すると私の老後は 父より悲惨・・なにしろ年金が・・・

 

その時は  売ればいいか。

 

そういえば 私の特技は借金返済。

 

働くでぇ~~